「からだのメソッド」

「アレクサンダーテクニークにできること」


猫背のほかにも、うつ伏せになって肘をつきながらの読書やスマホ、寝ながらの頬杖や、横坐りや足を組んだり、日常生活の中で、ついつい姿勢を崩して過ごしている方は多いと思います。

せっかく施術を受けて体が軽くなっても、ついつい日常で姿勢を崩してしまうと又元に戻ってしまったりします。

こちらの本は、日常生活の姿勢に焦点を当てた本です。

姿勢に意識を向ける癖がついていないと、ついついいつもの癖が出てしまうようです。

食事や運動は自分で予定を組んで実行できますが、日常の姿勢を維持する難しさは知らぬ間に忘れてしまう所にあると思います。

また、良い姿勢を意識すると変な所に力が入ってしまう人や、そもそも良い姿勢というのがよく分からないという人も多いです。

なので、日常生活の姿勢に関しては、無意識のうちにバランスを崩している状態に何度も気がつく事が大切で、気がついた時に自分で調整できる理論がとても役に立ちます。

こちらの本は無意識のうちに崩れた体のバランスを見る目と、それを改善させるテクニックが書かれています。

テクニックと言っても難しいものでなく、脱力と意識の使い方が主になります。

骨格模型のように絵に描いたような姿勢を無理矢理つくる理論でなく、今ある状態から脱力と意識の使い方でベストの状態に気がつく理論なので、やればやるほど体に記憶させる事が出来ますし、段々と自分が無意識のうちに良い姿勢を作る事が出来るようになってきます。

体は全て一つに繋がっています。

バランスが崩れると、内蔵の機能や血流に障害が起こり自然治癒が上手に働かなくなります。

リラックスして無理のない姿勢は、見た目が若く見えるというメリットの他に、生命維持の為の自立神経、下界の情報をインプットする感覚神経、世界にアウトプットする運動神経をスムーズに活用する事と同じ事で日常のパフォーマンスをあげる事にも繋がります。

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ロバート・フルフォード
『いのちの輝き』

私がオステオパシーという言葉と出会ったのは、こちらの本が初めてでした。
今まで何回もこちらの本を読みましたし、何冊もこちらの本を人にプレゼントさせて頂きました。

優しい語り口で、読んでいると、自分の呼吸がどんどん深くなって、すると体も楽に、高ぶった気持ちが落ち着いてきて、こんな凄い本があったなんて!!と大変驚いた記憶があります。

初めて読んだ、その時には気がつきませんでしたが、時には一冊の本が人生すら変化させる事がある事も、この本が教えてくれました。